エクセルand関数とor関数の分かりやすい使い方
エクセルの関数を使うようになると、
合計を表すSUM関数と同じくらい
最初に出てくる関数といえば、and関数とor関数です。
and関数もor関数も2つ以上の条件をひとつの式に入れたい時に使うものです。
and関数は、AもBも両方とも満たす場合。
or関数は、AもしくはBのどちらか一方を満たす場合。
よく使われるのは、IF文と一緒に使うケースと
条件付書式で使うケースです。
IF文で使う場合は、例えばこうです。
and関数の場合
=IF(and(A1="男子",B1<>"東京都"),"○","×")
この式の意味は、
A1セルが「男子」で、
B1セルが「東京都」以外なら「○」、
それ以外は「×」という意味。
式の中にある「<>」は「○○を除く」という意味です。
B1="東京都" なら、「B1セルが東京都の場合」という意味。
B1<>"東京都"なら、「B1セルが東京都以外の場合」という意味です。
or関数の場合
=IF(or(A1="男子",B1="東京都"),"○","×")
この式の意味は、
A1セルが「男子」または
B1セルが「東京都」の場合は「○」、
A1セルが「男子」でもなく、
B1セルが「東京都」でもない場合は「×」という意味。
条件付書式で使う場合はこんなケース。
※エクセルの条件付書式の条件に数式を入力したい場合は、条件付書式を開いたらまず「セルの値が」のプルダウンを「数式が」に変更してください。
and関数の場合
=AND(A1>0,A1<10)
この式は、A1セルが0より大きくて、
さらにA1セルが10より小さい場合。
という意味です。
その条件を満たす時に赤色にするとか
太字にするとか、決めるわけです。
or関数の場合
=OR(A1<0,A1>1000)
この式は、A1セルが0より小さいか、
A1セルが1000より大きい場合。
という意味です。
つまり、A1の値がマイナスか、1000より大きい数字だったら、条件が満たされるわけです。
条件付書式で色々な関数が使えると楽しくなりますよ。まずは色々と試してみましょう。
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